俳句の練習中・・・1 (ま)

 

(ま)

 

今年の夏は冷夏だと
予想されていたようだが、
暑い。

ぼんやりしているうち
立秋を迎え
暦では秋なのだろうが、
暑い。

かといって、
涼しくなれば
暑さを懐かしむ
はず。

これはいつものこと。

とはいえ
あんまり暑いのは
苦手だ。

「暑いの字」が
重なって、
さらに暑苦しい。

そんなこんなで
熱帯夜を詠む

 

真夏の夜
夢の遠のく
寝苦しき闇

まるみ。

 

まなつの よ
ゆめの とおのく
ねぐるしき やみ

まるみ。

 

今年のまだ初夏の頃、
寝床から窓のほうへ
目をやると明るい
気がして、
カーテンを開いてみると
ああ、やっぱり、
満月と思われる
月が輝いていた。

寝床と窓と月の位置から、
変な体勢でなければ
寝床からは
月を眺められなかったが、
それでも贅沢な気分に
なった。

そんなときのことを詠む

 

窓の月
初夏の寝床の
ありがたさ

まるゆ。

 

まどの つき
しょかの ねどこの
ありがたさ

まるゆ。

 

@OlWM4LSQe154O0C