俳句俳句・・・3 (ぬ)

 

(ぬ)

 

春のぬくぬくとした感じが
少しずつ
なくなってしまう気がする
初夏を詠む

 

ぬくぬくの
行方が知れぬ
初夏の昼

まるみ。

 

ぬくぬくの
ゆくえが しれぬ
しょかのひる

まるみ。

今年の
陽暦の五月、
雨が降り、
ぬかるみなどが
日にあたっていることを
詠む

 

ぬかるみと
相対するは
五月晴れ

まるゆ。

 

ぬかるみと
あいたいするは
ごがつばれ

まるゆ。